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エルネスト

50年前、チェ・ゲバラと行動をともにした一人の日系人がいた―
公開
2017/10/06(金)
レイティング
G
監督
阪本順治
出演
オダギリジョー

解説

キューバ革命の英雄、エルネスト・チェ・ゲバラ。信念を突き通した生き方、今なお世界の人々を魅了し続けている。1967年、ボリビアでゲバラと共に行動し、ゲバラから<エルネスト>の名を授けられた日系人がいた。その名は、フレディ前村。日系二世として生まれたフレディは、医者を志し、キューバの国立ハバナ大学へと留学。そしてキューバ危機のさなかにチェ・ゲバラと出会い、その深い魅力に心酔し、ゲバラの部隊に参加。やがてボリビア軍事政権へと立ち向かっていく。没後50年となる2017年、二人の"エルネスト"が甦る―!

ストーリー

1959年7月24日、外務省の中南米課のもとに1本の電話が入る。日本を訪問していた“エルネスト”・チェ・ゲバラ(ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ)らが急遽、広島へ向かったという。ほとんどの記者が興味を示さずにいたが、唯一地元の中国新聞社・森記者(永山絢斗)だけが取材に同行。ゲバラは、原爆ドームや原爆資料館などを訪れ、こう感想を述べるのだった。「君たちは、アメリカにこんなひどい目に遭わされて、どうして怒らないんだ」と。それから数年後の1962年4月、ひとりの日系人青年がキューバの地に立っていた。愛する祖国ボリビアのため、医者になることを決意し、ハバナ大学の医学部を目指してやってきたフレディ前村(オダギリジョー)である。20歳の彼は、ハバナ大への入学を前に、最高指導者フィデル・カストロ(ロベルト・エスピノサ)によって創立されたヒロン浜勝利医学校で、医学の予備過程を学ぶこととなる。1963年の元旦に憧れのゲバラが学校にやってきて、フレディは個人的に話しかけた。「あなたの絶対的自信はどこから?」。ゲバラは答えた。「自信とかではなく怒っているんだ、いつも。怒りは、憎しみとは違う。憎しみから始まる戦いは勝てない」。そんな矢先、母国ボリビアで軍事クーデターが起こり、フレディは『革命支援隊』に加わることを決意する。ある日、司令官室に呼ばれ、ゲバラから戦地での戦士ネームである、“エルネスト・メディコ”という名を授けられ、ボリビアでの戦いへと向かうのだった……。

キャスト

オダギリジョー、永山絢斗、ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ


スタッフ

監督:阪本順治

作品データ

原題
ERNESTO
製作年
2017年
製作国
日本=キューバ
配給
キノフィルムズ
上映時間
124分

[c] 2017 "ERNESTO" FILM PARTNERS.

作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS