日日是好日
史上初。お茶の映画できました。
- 公開
- 2018/10/13(土)
- レイティング
- 監督
- 大森立嗣
- 出演
- 黒木華、樹木希林、多部未華子
解説
"お茶"の魅力に気付き、惹かれていった女性が体験するのは、静かなお茶室で繰り広げられる、驚くべき精神の大冒険。黒木華、樹木希林、多部未華子の初共演で贈る、一期一会の感動作がここに誕生。
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ストーリー
- 大学時代に、一生をかけられるような何かを見つけたい。でも、学生生活は瞬く間に過ぎていき―。典子(黒木華)は二十歳。真面目な性格で理屈っぽい。おっちょこちょいとも言われる。そんな自分に嫌気がさす典子は、母からの突然の勧めと、「一緒にやろうよ!」とまっすぐな目で詰め寄る同い年の従姉妹、美智子(多部未華子)からの誘いで"お茶"を習うことになった。まったく乗り気ではない典子だったが、「タダモノじゃない」という武田先生(樹木希林)の噂にどこか惹かれたのかもしれない。稽古初日、典子と美智子を茶室に通した武田先生は挨拶も程々に稽古をはじめる。意味も理由もわからない所作に戸惑うふたり。質問すると「意味なんてわからなくていいの。お茶はまず『形』から。先に『形』を作っておいて、その入れ物に後から『心』が入るものなのよ」という武田先生。毎週土曜、赤ちゃんみたいに何もわからない二人の稽古は続いた。お茶を始めて二年が過ぎる頃、梅雨どきと秋では雨の音が違うことに気づいた。「瀧」という文字を見て轟音を聞き、水飛沫飛沫を浴びた。苦手だった掛け軸が「絵のように眺めればいいんだ」と面白くなってきた。冬になり、お湯の「とろとろ」という音と、「きらきら」と流れる水音の違いがわかるようになった。がんじがらめの決まりごとに守られた茶道。典子はその宇宙の向こう側に、本当の自由を感じ始める。月日は流れ、お茶を習い始めて十年。いつも一歩前を進んでいた美智子は結婚し、ひとり取り残された典子は好きになったはずのお茶にも限界を感じていた。中途採用の就職試験にも失敗した。お点前の正確さや知識で後輩に抜かれていく。武田先生には「そろそろ工夫というものをしなさい」と指摘される。大好きな父とも疎遠な日々が続いていた。そんな典子にある日、決定的な転機が訪れるのだが―。
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キャスト
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黒木華、樹木希林、多部未華子
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スタッフ
- 監督:大森立嗣
[c] 2018「日日是好日」製作委員会
作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS