母さんがどんなに僕を嫌いでも
20年以上、母の愛を諦めなかった息子の実話
- 公開
- 2018/11/16(金)
- レイティング
- 監督
- 御法川修
- 出演
- 太賀、吉田羊、森崎ウィン
解説
『母さんがどんなに僕を嫌いでも』。胸が張り裂けるような言葉がタイトルのこの映画は、母親から拒絶され、友だちからも愛されることなく育った青年が、母親を大好きな気持ちを諦めることなく運命と向かい合い、やがて奇跡を引き起こした実話をもとにした作品だ。原作者である歌川たいじが自身の実体験をもとに書き綴った原作のコミックエッセイは読者に反響を呼び、小説化、そして遂に映画化されるまでになった。
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ストーリー
- タイジ(太賀)は幼い頃から美しい母・光子(吉田羊)のことが大好き。手間暇かけてつくってくれる混ぜご飯はタイジの大好物だ。だが、家の中にいる光子はいつも情緒不安定で、タイジの行動にイラつき、容赦なく手を上げる。夫との離婚問題が浮上し、光子はタイジがいると不利になると思い、タイジは9歳にして児童保護施設へ入れられてしまう。1年後、良い条件で離婚した光子は、タイジとその姉・貴子を連れ、新しい家に出て行くが、そこでもまた不安定な生活を送るようになる。17歳になったタイジは、ある日光子から酷い言葉と暴力を受けたことをきっかけに、家を出て1人で生きていく決意をする。ただ、日々を生きているだけのタイジだったが、幼い頃に唯一自分の味方をしてくれた工場の婆ちゃん(木野花)と再会し、自分を今も思ってくれる強く優しい想いに心を動かされる。努力を重ね、一流企業の営業職に就いたタイジは社会人劇団にも入り、金持ちで華やかだが毒舌家のキミツ(森崎ウィン)と出会う。容赦なくモノを言うキミツに戸惑いながらも、次第に心を開いていくタイジ。会社の同僚・カナ(秋月三佳)やその恋人の大将(白石隼也)とも次第に打ち解けていく。大人になって初めて、人と心を通わせる幸せを感じたタイジは、友人たちの言葉から、自分が今も母を好きでいる事に気づき、再び母と向き合う決意をする。長らく絶縁状態だった光子から連絡を受けたタイジは、光子の再婚相手の葬儀に出席するも冷たくあしらわれる。しかし、自分から変わることを決めたタイジは、食事をつくりに家へ通うなど母に寄り添い、もっと母のことを知ろうと叔母のもとを訪ねる。そこで聞かされたのは、母の幼い頃の苦労。少しずつ距離を縮めていくタイジだったが、光子が亡き夫の残した莫大な借金を背負っていることを知る。借金を巡って口論になった光子とタイジ。光子は弱っていながらも、またもタイジを拒絶する。しかし、そんな光子を見てタイジが取った行動は…。
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キャスト
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太賀、吉田羊、森崎ウィン、白石隼也、秋月三佳、小山春朋、斉藤陽一郎、おかやまはじめ、木野 花
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スタッフ
- 監督:御法川修
[c] 2018「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会
作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS