ジョン・F・ドノヴァンの死と生
少年との"秘密の文通"から明かされる美しきスターの死の真相
- 公開
- 2020/03/13(金)
- レイティング
- 監督
- グザヴィエ・ドラン
- 出演
- キット・ハリントン
解説
2009年『マイ・マザー』でカルチャーシーンを一変させた映画監督グザヴィエ・ドラン。新作を発表するたびに国際映画祭を席巻し、『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞。『たかが世界の終わり』ではカンヌ国際映画祭グランプリの栄誉に輝く。そして今、5年に及ぶ構想期間を経て、初の英語作品となる本作を誕生させた。完成までに3本の映画を世に送り出し、満を持して挑んだ本作は、子役として活躍していた8歳のグザヴィエ少年が"憧れだったスター"レオナルド・ディカプリオに宛てた手紙から生まれた物語。
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ストーリー
- 僕を知るのは、世界にただ一人。君だけ――。2006年、ニューヨーク。人気俳優のジョン・F・ドノヴァン(キット・ハリントン)が29歳の若さでこの世を去った。自殺か事故か、あるいは事件か。謎の真相の鍵を握るのは、一人の少年だった。2016年、プラハ。カフェで取材を受ける売り出し中の若手俳優ルパート・ターナー(ベン・シュネッツァー)は、「若き俳優への手紙」というある一冊の本の出版を控えていた。ルパートがジャーナリスト(タンディ・ニュートン)へ語った本の内容は、少年時代のルパートと当時絶大の人気を誇っていたスター、ジョン・F・ドノヴァンの交流。ルパートはジャーナリストへかつて自分が経験した人生で最も美しい思い出を振り返り始めた。アメリカからロンドンへ引っ越し、母と二人で暮らす11歳のルパート(ジェイコブ・トレンブレイ)は、子役をやっていた影響で、友達は少なく学校ではいじめられがち。家でも口数少なく内気な少年だった彼が唯一夢中なのが、TVドラマ「ヘルサム学園」に出演する人気スター、ジョン・F・ドノヴァンだ。一度、テレビにジョンが映ると、ルパートは人が変わったように大興奮。そんな彼の姿を微笑ましく見守る母サム(ナタリー・ポートマン)だったが、ルパートには母にも話していない大きな秘密があった。なんとルパートは、憧れスター ジョンとこの世界で二人だけしか知らない"秘密の文通"を何年も続けていたのだった―。そんなある日、ルパートはいつも自分をからかうクラスメイトたちを見返すため、「あの人気ドラマのスター、ジョン・F・ドノヴァンと自分は友人である」と授業の中で打ち明ける。しかし、クラスメイトはおろか先生さえも信じてくれず、仕方なくリュックにしまっていた手紙を先生に見せようとするが、直前でいじめっ子に奪われてしまう。何よりも大事な手紙を取り戻そうと、いじめっ子の家に侵入したルパートだったが、あえなく捕まり手紙は警察のもとへ。100通を超える手紙は、すぐにメディアの格好の餌食に。スキャンダルは、飛ぶ鳥を落とす勢いのジョンの人生に大きな暗い影を落とすこととなる。世界的スターと無名の少年の"秘密の文通"によって明らかになる、美しきスターの切なくも衝撃的な死の真相とは―。
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キャスト
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キット・ハリントン、ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、ジェイコブ・トレンブレイ、キャシー・ベイツ
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スタッフ
- 監督:グザヴィエ・ドラン
[c] THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.
作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS