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大コメ騒動

もう我慢できん!!
公開
2021/01/08(金)
レイティング
G
監督
本木克英
出演
井上真央

解説

史実に基づく痛快エンタテインメント!101年前に富山で起こった「米騒動」の裏側には女性たちの活躍があった!1918年(大正7年)富山県の海岸部で発生した「米騒動」。新聞で報道されるや全国に広がり、暴動に発展した。富山の米騒動の首謀者は家族にご飯を食べさせたいと願う女たちだった…!。本作は101年前に富山で起こった「米騒動」の史実に基づき、そこで活躍した女性たちにスポットを当て描く痛快エンタテインメント!

ストーリー

松浦いと(井上真央)は3人の子を持つ女仲士。明るく正直もので、浜のおかかからの人望が厚い。漁師の利夫(三浦貴大)のもとに嫁ぎ、夫に毎日1升めしの弁当を持たせて、漁にだしている。しかし夏場は魚がめっきりとれなくなるため、夫はカムチャツカの方へ漁にでかけてしまう。残されたいとは子供を守るべくはたらく。浜のおかかたちが、米俵を海岸沿いの倉庫に運び入れていた。この倉庫は銀行が管理しているが、米俵は船問屋の持もの。世の中は戦争に向けた機運が高まっている。戦争となれば兵站においてコメが必需品となる。じっと待っていればコメの値段があがり、船問屋と銀行は大儲け。倉庫にコメは大量にあるのに、一般の市民が買う米の値段はじりじり上がっている。おかかたちは、米俵を運びながらどうしても納得ができない。「米はこんなにあるのに、どうして値段があがるのだ」「どうして今までの値段でコメが買えないのだ」と不満がつのる。そんなある日、井戸端会議をしていたおかかたちの不満が頂点になる。「米やにいって、今までの値段で米を売ってくれとお願いにいこう!」近所の米の販売店にいって、「米を売ってください。今までの値段で!」と頼んだ。「ただでくれとは言っていない。今までの値段で売ってほしい」といっているのに、その店のおかみに「死んでしまえ」といわれる。さらに「米の値段を釣り上げているのは」うちじゃない。金森だ!」といわれる。ほんの10人でいった陳情を地元の新聞社が大々的に「女一揆」とほうじた。それをみた大阪朝日新聞のデスク鳥井鈴太郎は、記者の一ノ瀬を呼び富山に入って情報を伝えるように命じる。おかかたちはその言葉を信じて、今度は地元の大地主の金森の家にいく。そこには、すでに警官がおり、押しかけたおかかたちの顔を裸電球で照らして「みたぞ。みたぞ」そのまま帰れば何もしないが、このままいすわるようならお逮捕する!」その騒動をみた記者の一ノ瀬は大阪のデスクに電話をかける「群集は女性ばかりものすごい数」鳥井は「ものすごい数って300か500人か、そうか500人もいたか」と勝手に解釈して記事にする。その記事が全国に配信され、それがきっかけとなって神戸では鈴木商店焼き討ち事件が、東京では日比谷で大騒動が勃発し、それが全国にひろがっていった。発端となった富山でも、逮捕者がでた。逮捕者が出る自体になり結束がつよかったおかかの間でも内輪もめは出始める。中には地主から奨学金を出してもらっている家もあり、子供のことを考えると米屋に陳情にいくのをためらうおかかもでてきた。しかし米の値段がさがらない。そんなおり、いとの中学にはいったばかりの息子が、卒業後陸軍士官学校に入りシベリア出兵に加わりお国のためにはたらきたいという。子どもを育てるためにがんばってきたのに、まさか自分の息子が戦争に加担することになるなんて!戦争となったらまたコメの値段があがる。絶対にコメを出させるわけにはいかない。いよいよ追い詰められたおかかたちは、我慢の限界!シベリアへ米を運ぶ蒸気船が富山湾に入港してきた。おかかは最後の行動にでる!

キャスト

井上真央、三浦貴大、夏木マリ、立川志の輔、室井滋、石橋蓮司、吹越満、鈴木砂羽、舞羽美海、左時枝、柴田理恵、木下ほうか、西村まさ彦、中尾暢樹、富樫真、工藤遥、吉本実憂、内藤純一


スタッフ

監督:本木克英

作品データ

製作年
2020年
製作国
日本
配給
ラビットハウス/エレファントハウス
上映時間
106分

[c] 2021 「大コメ騒動」製作委員会

作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS