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大綱引の恋

これは、覚悟を決めるための愛の物語
公開
2021/05/07(金)
レイティング
G
監督
佐々部清
出演
三浦貴大

解説

鹿児島県薩摩川内市に420年続く、3,000人が綱を引き合う壮大にして勇猛な"川内大綱引"に青春をかける鳶の跡取りと、甑島に勤務する韓国人女性研修医との切ない恋、そして二人を取り巻く家族模様を描く。主人公の武志を三浦貴大、相手役は知英。他に比嘉愛未、松本若菜、西田聖志郎、朝加真由美、升毅、石野真子など実力派が顔を揃える。なお本作は、数々の家族愛をテーマにした名作を世に送り出してきた佐々部清監督の最新作にして遺作となる。

ストーリー

この物語の主人公・有馬武志(三浦貴大)は鳶(とび)職・有馬組の三代目だが、35歳にして奥手の独身。鳶の親方でもあり、"大綱引"の師匠でもある父親・寛志(西田聖志郎)から常々「早う嫁を貰うて、しっかりとした後継ぎになれ。」と、うるさく言われている。仕事柄女性とめぐり合う機会が少ない上に奥手の武志には交際している女性がいない。とある日、消防団員でもある武志が、川内駅のコンコースですれ違いざまに倒れた老人の救命措置をしているところに、甑島の診療所に勤務する韓国人女性研修医・ヨ・ジヒョン(知英)が通りかかり、連携処置により老人の命を救う。お互いに名前を名乗ることなく別れた二人だが、後日韓国からの訪問団の通訳のボランティアで、偶然にも再び出会い、大学で学んだ韓国語を得意とする武志は、ほどなくジヒョンと心を通わせるようになる。年に一度、秋分の日の前夜に開かれる"大綱引"が近づくにつれ、さらに父親から、国が違うことを理由に反対されればされるほど、二人の恋心のボルテージは上がっていき、結婚を意識するようになる。その頃有馬家では、母・文子(石野真子)が定年退職宣言をし女将も家事も放棄したため、妹・敦子(比嘉愛未)はじめ家族の皆が面食らい四苦八苦する。一方、年に一度の一大行事"大綱引"が迫る中、武志はジヒョンから「あと2週間で研修医としての期間が終わり、帰国して韓国の病院で勤務することになっているの…」と告げられる。果たして、海を越えて日本と韓国と離ればなれになる二人の恋の行方は?家族愛をテーマにした作品を世に送り出してきた佐々部清監督により、二人の恋愛を通して「結婚とは?」「家族とは?」に迫る感動作。

キャスト

三浦貴大、知英、比嘉愛未、中村優一、松本若菜、西田聖志郎、朝加真由美、升毅、石野真子


スタッフ

監督:佐々部清

作品データ

製作年
2020年
製作国
日本
配給
ショウゲート
上映時間
108分

[c] 2020「大綱引の恋」フィルムパートナーズ

作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS