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ミナリ

アカデミー賞最有力!世界絶賛!
公開
2021/03/19(金)
レイティング
G
監督
リー・アイザック・チョン
出演
スティーヴン・ユァン

解説

作家性の強い作品で映画ファンの心を掴み、オスカーの常連となったA24。ブラッド・ピット率いるエンターテイメントの定義を変え続けるPLAN B。攻めの姿勢を忘れない2社が夢のタッグを組み、新作を完成させた。各国の映画祭の観客賞を総なめにし、評論家からも「小津安二郎監督作品のような繊細な人間模様を描いている」と大絶賛。辛口批評サイトRotten Tomatoesでは完全無欠の100%(2020.12.22現在)を更新中。本年度最注目の一作が、ついに日本に登場する!

ストーリー

アメリカはアーカンソー州の高原にやって来た、韓国人移民の4人家族。何もない土地に捨てられたような車輪付きの平屋を、夫のジェイコブ(スティーブン・ユァン)から「家だよ」と言われた妻のモニカ(ハン・イェリ)は、「約束が違うじゃない」と憮然とする。だが、ジェイコブは「土がいいからここに来たんだ」とご機嫌で、長女のアン(ネイル・ケイト・チョー)と末っ子のデビッド(アラン・キム)に、「大きな農園を作る」と宣言するのだった。翌日、ジェイコブとモニカは孵卵場へと出勤し、ヒヨコ鑑別の作業にかかる。この仕事をカリフォルニアで10年続けてうんざりしたジェイコブは、農業で成功することを夢見ていた。だが、心臓に病を抱えるデビッドの病院からも遠く、不満が頂点に達したモニカと、早くも大ゲンカになる。夫婦は、モニカの母を韓国から呼び寄せて、子供たちの世話をしてもらうことにして、ひとまず仲直りする。ジェイコブには、3年間はヒヨコ鑑別と農業を両立しながら、韓国野菜を栽培するという計画があった。アメリカに移住する韓国人が、年間で3万人もいると知り、需要があると読んだのだ。だが、購入したのは、誰も買いたがらないいわくつきの土地だった。何とか新しい生活をスタートさせた一家のもとへ、モニカの母(ユン・ヨジョン)がやって来る。アメリカのTVに出てくるような"クッキーを焼いてくれる優しいおばあちゃん"を想像していたデビッドは大いに戸惑う。初めて会うおばあちゃんは騒がしくて毒舌で、料理は全くできず字も読めない。唯一の特技は花札だった。一方、ジェイコブが雇った地元の変わり者のポールの頑張りもあり、農場ではナスにパプリカ、トウガラシなどが実を結んでいく。地下水が涸れて土が乾くという危機を迎えた時は、資金繰りに悩むモニカに、「俺が責任を取る。ここで失敗したら好きにしてくれ」と決意を語るジェイコブ。だが、事業の成功よりも家族が一緒にいることが幸せだと信じるモニカは納得できないでいた。そんな中、おばあちゃんとデビッドの間に、デビッドがひどいいたずらを仕掛けたことをきっかけに、不思議な絆が生まれていく。ある時は、両親に危ないからと近づくのを禁止されている川のほとりに二人で出かけた。おばあちゃんが蒔いた韓国から持ってきたミナリ(セリ)の種が、元気に育つ様子を見に行ったのだ。また、「心臓が止まるかも」と心配する母親の言葉を立ち聞きしてしまい、「死にたくない」と怯えるデビッドを、「絶対に死なせない」と励ましてくれた。ところが、そんなおばあちゃんに、全く思いもつかない運命が降りかかる。せっかく採れた野菜も購入先にキャンセルされ、夫婦の関係にも大きな亀裂が走る。そんな矢先に更なる災難が降りかかり…。果たして、追い詰められた一家が選んだ道とは──?

キャスト

スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、アラン・キム、ネイル・ケイト・チョー、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン


スタッフ

監督:リー・アイザック・チョン

作品データ

原題
MINARI
製作年
2020年
製作国
アメリカ
配給
ギャガ
上映時間
115分

[c] Lilies Films.

作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS