解説

モンゴル・ウランバートルで生きる一人の女性の成長譚を、アダルトグッズ・ショップを舞台にユーモアたっぷりに軽やかに描き、第20回ニューヨーク・アジアン映画祭でグランプリを、第17回大阪アジアン映画祭では、本作が映画デビューにして映画初主演となったバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルが「最も輝きを放っている出演者」に贈られる薬師真珠賞を受賞した。全編を彩る、モンゴルの人気バンドMagnolianのヒット曲の数々が、"新しいモンゴル映画"を印象づけるのに一役買っている。