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東京2020オリンピック SIDE:A

2021年夏、日本人は、いったい何を経験したのか――
公開
2022/06/03(金)
監督
河瀬直美

解説

コロナ禍、延期、様々な問題、そして迎えた1年遅れの開催。750日、5000時間の膨大な記録が映し出していたものは、フィールド上、競技場の内外、至る所に満ち溢れていた情熱と苦悩。その全てを余すことなく後世に伝えるために、映画監督・河瀬直美が紡ぎだす、「東京2020オリンピック」の2つの事実。コロナで見えづらくなった”繋がり”を可視化し、”オリンピックの在り方”と”日本の現在地”を突きつける。

ストーリー

【SIDE:A】史上初めての1年延期を経て開催された東京2020オリンピックを、アスリート側の視点から描いた1作。世界的な競技となったJUDOに立ち向かう日本の柔道家たち。公式競技として久々に復活し、また消えてゆく、ソフトボールにかける選手たちの姿。消えてゆく競技がある一方、新たに正式種目となった競技たち。スケートボードでは10代の選手たちが運んできた新たな価値観がまぶしく輝く。そして、海が、自然が、破壊され続ける現代だからこそ、自然という大きなエネルギーに向き合う重要さをサーフィンが雄弁に語る。今大会を語るのには外せないコロナ禍で影響を受けたアスリートたち。家族渡航が厳しく制限された今回のオリンピック。アスリートであり、母である選手たち。そのどちらも全うしたいと望み、葛藤した選手たちの選択とは。祖国の国旗を背負えず、他の国から出場する選手、難民選手団として出場する選手たち。BLM運動の世界的拡がりになる前から黒人当事者差別に抗議を続けてきたアスリート。平和の祭典としてのオリンピックも、世界に拡がる様々な問題に無関係ではいられない。果たしてアスリートたちが目指すものは、「目先の勝利」か、「人生の勝利」か。表舞台に立つアスリートたちの、秘めたる想いと情熱、そして苦悩を見つめた物語。

スタッフ

監督:河瀬直美

作品データ

製作年
2022年
製作国
日本
配給
東宝

[c] 2022-International Olympic Committee- All Rights Reserved.

作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS