解説

主人公・綿子の心の機微を繊細に演じ上げるのは話題作への出演が続く実力派俳優・門脇麦。夫・文則を田村健太郎、キーパーソンとなる木村を染谷将太、綿子の親友・英梨を黒木華が演じ、絡みあう深甚な人間模様を描き出す。監督は第30回読売演劇大賞優秀演出家賞、第67回岸田國士戯曲賞を受賞するなどその才能に注目が集まる気鋭の演出家・加藤拓也。テレビドラマの脚本を手掛ける加藤が初長編映画『わたし達はおとな』を経て、そのリアリティ溢れる台詞まわしで観客の心を揺さぶる静かなる衝撃作。