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『エドワード・ヤンの恋愛時代』 4Kレストア版

エドワード・ヤン監督の最大の野心作にして傑作が4Kで蘇る
公開
2023/08/18(金)
レイティング
G
監督
エドワード・ヤン
出演
ニー・シューチュン、チェン・シァンチー、ワン・ウェイミン、ワン・ポーセン

解説

現在第一線で活躍する映画作家たちが口々にその影響力の大きさを語るなど、没後15年以上経っても、その存在感が増し続けるエドワード・ヤン。本作は映画史上に屹立する『クー嶺街少年殺人事件』の直後に前作と全く異なるアプローチで現代の台北で生きる男女を描いた野心作。4K版が2022年のヴェネチア国際映画祭でワールドプレミアされるやいなや、世界中の映画祭が相次いで上映し、「90年代の台北で描かれるすべてのことは、21世紀の大都市でも起こることだ」(TimeOUT)と絶賛された。

ストーリー

急速な西洋化と経済発展を遂げる1990年代前半の台北。モーリーが経営する会社の状況は良くなく、彼女と婚約者アキンとの仲もうまくいっていない。親友チチはモーリーの会社で働いているが、モーリーの仕事ぶりに振り回され、恋人ミンとの関係も雲行きが怪しい。彼女たち二人を主軸としつつ、同級生・恋人・姉妹・同僚など10人の男女の人間関係を二日半という凝縮された時間のなかで描いた本作は、急速な成長を遂げている大都市で生きることで、目的を見失っていた登場人物たちが、自らの求めるものを探してもがき、見つけ出していく様を描いている。彼らの姿は情報の海の中で自ら求めるものを見失いがちな、現代に生きる人々の姿と見事に重なり、初公開当時に正当な評価を受けたとは言い難い本作が、いかに時代を先取りしていたのかが、今こそ明らかになる。

キャスト

ニー・シューチュン、チェン・シァンチー、ワン・ウェイミン、ワン・ポーセン


スタッフ

監督:エドワード・ヤン

作品データ

原題
獨立時代
製作年
1994年
製作国
台湾
配給
ビターズ・エンド
上映時間
129分

[c] Kailidoscope Pictures

作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS