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「DAIJOBU」 ダイジョウブ

生きながら死ねるか
公開
2023/09/09(土)
監督
木村衞
出演
村上光照、川口和秀

解説

無一物で仏の道を歩む禅僧・村上光照老師。「座禅するとそこで人生が無くなって仏さまの時間に変わる」 老師の座禅は生きながら死ぬ。罪なき罪で獄中に二十二年、数奇な体験を骨に刻み生きる侠客・川口和秀親分。「人は生まれて来て死ぬだけだ」数多くの死別を体験したリアリストの親分が老師と巡り会った…この映画は絶望の淵から這い上がり「大丈夫」になるために奮闘する一人の極道と、仏の命をただ一筋に生きる老師との、生死を巡る赤裸々な精神の記録である。

ストーリー

老師とヤクザの生死を巡る七年間の記録 人里離れた山奥で寺も家族も持たず、一人「己事究明」する老師。老師の日々は座禅の日々。生活のすべてが座禅なのだ。野山と一体化して我を無くす姿、大木に深々と礼拝する姿…カメラは老師の日常を超越した「時間」に少しずつ入り込んで行く…「禅は究極やと思う」無実の罪で二十二年間を獄中で生き抜いた親分は禅の精神世界に憧れていた。老師に師事するため一生懸命になる親分。禅の流儀で門前払いする老師。半年が過ぎた頃、ある音楽会で二人は対面を果たすが老師が親分を受け入れることはなかった。何よりも面子を重んじるヤクザが面子を捨ててまで求めたものは何か…「ワシは人間界にいない」出世間した老師を人情の世界に感応させたものは何か…やがて二人はそれぞれにかけがえのない人との死別を体験し、運命の歯車は急回転していく。死をもって別たれるもの、別たれないもの…宇宙総出のエネルギーに駆り立てられて共鳴する二人の心模様。そして、七年の時を経てたどり着く深遠な結末…今ここに、「慈しみ」の物語が始まる。 この世を覆う二元論的な世界からの逸脱から始まるリアル・精神世界への誘い。老師とヤクザが奏でる人生賛歌。 「人生どっちへどう転んでも大丈夫」不安と恐怖が蔓延する世界へ放つ大安楽のエネルギーを共感するためのドキュメンタリーフィルム。サウンドトラック 笹久保伸、エンディングテーマ曲「恋は桃色」細野晴臣、ナレーション 窪塚洋介

キャスト

村上光照、川口和秀


スタッフ

監督:木村衞

作品データ

製作年
2023年
製作国
日本
配給
レイドバック・コーポレーション
上映時間
98分

[c]  DAIJOBU 2023

作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS