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ポトフ 美食家と料理人

カンヌ映画祭最優秀監督賞 美食映画の新たなる金字塔が誕生!
公開
2023/12/15(金)
レイティング
G
監督
トラン・アン・ユン
出演
ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・マジメル

解説

名匠トラン・アン・ユン(『青いパパイヤの香り』『ノルウェイの森』)が描く料理への情熱で強く結ばれた美食家と料理人の愛と人生を味わう感動の物語。天才料理人ウージェニーにはオスカー女優のジュリエット・ビノシュ(『真実』)、稀代の美食家ドダンにはブノワ・マジメル(『愛する人に伝える言葉』)が熱演。調理過程の撮影はワンカット、魚と肉を焼く音が音楽、ミシュラン三つ星シェフのピエール・ガニェールが完全監修という徹底的に〈食〉の深さと楽しさを追求、新たなるグルメ映画の傑作が誕生した!

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ストーリー

1885年、フランス。料理人のウージェニー(ジュリエット・ビノシュ)は、美食家のドダン(ブノワ・マジメル)のもとで20年間働いてきた。ドダンが閃いたメニューを、ウージェニーが完璧に再現するのはもちろん、時には彼の想像を凌駕するひと皿を作り出してきた。稀有なる才能を誇る二人は、互いを高め合うと共に愛し合ってもいた。だが、プロとして自立すると共に自由を尊ぶウージェニーは、ドダンの求婚を断り続けてきた。2人が暮らす森の中のシャトーには、料理の素材となる野菜やハーブを育てる庭と、美しい花と食器で飾られた一流レストランにも勝る機能的なキッチンがあった。今日はドダンの長年の美食仲間である4人の友人たちを招いての午餐会だ。アシスタントのヴィオレット(ガラテア・ベルージ)と、彼女の姪で絶対味覚を持つポーリーヌ(ボニー・シャニョー・ラヴォワール)に指示を出しながら、フルコースの料理を流れるように仕上げていくウージェニー。2階のダイニングではひと皿目のスープを口にした美食仲間が、「喜びのコンソメだ」と目を輝かせる。パイ詰め料理、舌平目のクリームソース、ショワジー風仔牛のポワレが、ドダンのペアリングによる極上のワインと共に饗され、4人は絶賛の言葉に大満足のため息を添えるのだった。最後のデザートに、ノルウェー風オムレツがサーブされる。ドダンがメレンゲをアルコールでフランベしながら「中にアイスクリームが」と説明すると、炎を見守る4人から「奇跡だ」という感嘆の声が上がる。「科学的に説明できる。メレンゲに耐熱性があるからだ」と解説するドダン。感性と技術だけではなく、美味しさを裏付ける論理こそがドダンとウージェニーが目指す“真の美食”だ。ある時、ドダンと美食仲間の4人は、ユーラシア皇太子の晩餐会に招待される。会の前にシェフがまずはメニューを読み上げたのだが、「3部構成です」というコースは、豪華すぎて聞いただけで気が遠くなるような内容だ。後日、「試練だったよ」とウージェニーに報告する美食仲間たち。「豊かな晩餐だが光も輝きもない。論理も方針もなく息がつまりそうだ」というのが、ドダンの感想だ。ドダンは皇太子を招待することを決意、お礼という名の決闘だ。皇太子に出すメニューを、ウージェニーから聞いた美食仲間は衝撃を受ける。最もシンプルで基本的なフランスの家庭料理である「ポトフ」に決めたというのだ。今や料理界のナポレオンと讃えられるドダンと、その右腕のウージェニーが生み出すポトフ──二人の料理を味わい尽くしてきた仲間たちにも全く想像がつかなかった。だが、そんな中、ウージェニーが突然、倒れてしまう。少し休んだウージェニーは「私は元気よ。とても幸せだわ」と微笑むが、その弱った姿に胸が張り裂けそうになるドダン。そこでドダンは人生初の挑戦として、すべて自分の手で作る渾身の料理をウージェニーにふるまおうと決めるのだが――。

キャスト

ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・マジメル


スタッフ

監督:トラン・アン・ユン

作品データ

原題
The Pot-au-Feu
製作年
2023年
製作国
日本
配給
ギャガ
上映時間
136分

[c]2023 CURIOSA FILMS – GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA

作品情報・予告編 提供:MOVIE WALKER PRESS